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【南部美人inバンコク、プノンペン、ホーチミン その8ホーチミン】

世界中で今、SAKEの製造が行われています。ここベトナムのホーチミンでも「MUA」というSAKEの蔵が立ち上がっています。この支援を「紀土」を醸す和歌山県の平和酒造さんが関わっていて、平和酒造さんは和醸和楽のメンバーでもありますので、今回お願いをして蔵見学をさせていただきました。40名近い私達のグループを受け入れていただき、本当にありがとうございます。
SAKEを造るための道具は甑からふねまで、ほぼ日本のものでは無く、こちらで調達、もしくは作ったもので、日本で酒造りをしている私達は道具も機械も日本で専用のものが手に入る事を考えたら、とでもない試練だと思いました。働いているスタッフも平和酒造の柴田杜氏が育てた現地の方で、さすが柴田杜氏の教えのとおり、清掃から道具の片付け、そして土足禁止の徹底など細かいところまで考えて仕事をしていました。
ベトナムの米だけでつくる、精米もほぼしないでつくるベトナムのSAKE。そこに日本でも最高の技術が入れば素晴らしいSAKEが出来る事を証明している蔵でもありました。
その後、ランチはMUAさんがホーチミン市内で展開するSAKEレストランでMUAさんのSAKEを飲みながら創作料理をあわせていただきましたが、相性抜群でした。
世界でSAKEが製造される時代に入り、今まではSAKEと名乗ればそれに似た味わいのものでも許されていたところがありますが、ベトナムという年中高温多湿のSAKEを造る環境としては全く不向きで、原材料も日本の米も使えない中、ここまでのレベルのものを造れる時代が来たのだと、蔵元として焦りも感じました。しかし現地醸造のSAKEと輸入の日本酒がお互いに頑張っていかないとその国の酒文化は育ちません。しっかりと切磋琢磨してこれからも頑張っていきたいと思います。

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