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南部美人inパリ・ロンドン その2

パリで酒の製造をしている、日本酒ベンチャー企業「WAKAZE」さんの蔵にお邪魔してきました。現在は杜氏の今井君から引き継いだ黒瀬さんが陣頭指揮を執り酒造りを行っています。パリ郊外の住宅地に蔵はありますが、思っている以上に狭い場所で工夫にあふれていました。試飲もさせていただき、酒造りの苦労を考えると、本当に良くやっていて、さらにはパリのWAKAZEにしか出来ないような新しいタイプのSAKEもみせていただきました。

海外の蔵を見ると、いつも日本の蔵はどんなに古くてもなんて贅沢なんだろう、と感じます。南部美人の蔵なんかは、最新の技術と設備が導入されていて、うちは日本酒を最高品質に仕上げて当たり前であって、そういった設備や道具が無い海外の蔵のここ数年の進化こそ、とんでもない事なんではないかと考えます。

その後、WAKAZEの稲川社長と3時間ミーティングをする時間をいただきました。WAKAZEの蔵から離れたパリの中心部のスタートアップインキュベーション施設「ステーションF」に日本人として初めて入居しているそうです。ここは東京都の小池知事や西村大臣も視察に来るような世界的に注目されている施設です。そちらでたっぷりと今後の日本酒業界の未来について語り合いました。

その後はWAKAZEのレストラン「WAKAZE PARIS」で素晴らしい和食とWAKAZEの蔵で飲めなかったスペシャルなお酒をいただきました。朝から晩まで丸一日WAKAZEデイでした!!

WAKAZEさんのおかげでフランスの日本酒、SAKEの認知度は確実に高まっています。フランスの米で磨かずにワイン酵母で醸す挑戦、これからも応援します!!!本当にお世話になりました!!

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