12月31日、大みそか。岩手県は近年では珍しい暖かい朝になりました。2023年、南部美人をご愛顧いただき、本当にありがとうございます。

思い起こせば、1月28日、当社の会長で私の父が天国に旅立ちました。あまりにも急だった事と、2022年9月に開催した南部美人の創立120周年では元気に親子三代で皆様の前に登場していたので、家族を含めたくさんの方々から驚かれました。このショックはなかなか私の普段の姿からは見えないかもしれませんが、私にとっては人生の中でも最大級のものでした。天国の父に誇れるような南部美人にしようと2023年も駆け抜けました。

今年は日本国内、海外ともコンテストの成績が大変よく、フランスで開催されたフェミナリーズワインコンテスト日本酒部門では見事日本酒部門の1位「トップオブベズト」を受賞、それ以外にも多々受賞を重ね、年末に発表された世界酒蔵コンテストでは5つ星で第3位となり、はじめてベスト3に入りました。来年も日本国内、世界の方々においしいと評価されるような南部美人を醸していきます。

2023年には新しくクラフトウィスキーもスタートしました。南部美人が岩手県初のウィスキー蒸留所となり、今盛んに蒸留を重ねています。また2024年には大きく発表をしたいと思っています。

まだまだたくさんありますが、コロナがあけて、日常が戻り、多くの方々が日本酒を飲みながら語りあう姿をたくさん見るようになりました。2024年も南部美人は家訓である「品質一筋」をしっかりと守りながら酒造りに邁進しますので、引き続き応援をよろしくお願いします。