今回のペルー滞在では、在ペルー日本大使館にもお邪魔させていただきました。以前私がペルーに来た際には、当時の目賀多大使からの依頼で、大使館主催の日本酒セミナーをやってほしいという事で来たことが懐かしく思います。その時は占領事件のあった大使公邸でやりましたが、今回は大使館の方にお邪魔させていただきました。一等書記官の金木さんと二等書記官の山崎さんと色々とお話をさせていただきました。天皇誕生日レセプションでは、昨年も南部美人をお使いいただいたようで、その時の様子をお聞きしたり、今の日本酒の現状などをお伝えしたりしました。こういった現地の大使館の方々との情報交換はとても重要で、これからペルーで日本酒を啓蒙していくうえでとても大事なお話もさせていただきました。

さらに今回は多くの日本食レストランから日本酒のセミナーときき酒の勉強会をホールスタッフにやってほしい、という依頼を受けて、たくさんのお店にお邪魔して営業前の時間を使い、実際にお酒をサーブする方々に日本酒のお話し、南部美人の話、そしてきき酒などをさせていただきました。その中でもペルーで大成功している和食レストランOSAKAさんでは、20名近いスタッフの方々が話を聞いてくれて、たくさん質問なども出て、熱心に学んでいただきました。こういった方々が最前線で日本酒を現地のノンジャパニーズの方々に伝えてくれていて、そういった方々に少しでも日本酒を理解していただく教育こそがこれからの日本酒輸出には大事になってくると実感しています。

地道な活動ですが、だからこそ大事な活動でもあり、しっかりと愚直に頑張っていきたいと思います。