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蔵元だより

南部美人inトロント その5

今回のトロントツアーを振り返ってみると、色々な現在の地酒の海外普及に対する課題や、今後の新しい可能性を見ることが出来ました。
まず、課題としては厳しいアルコール規制のある国がまだまだ多いこと、さらにカナダの場合はLCBOという政府系の組織を通さなければいけないことによって、隣国のアメリカよりもはるかに高い価格になってしまうことなど問題はありますが、これはアジア圏の高い関税も同様に問題であり、まだまだワインのように世界中に輸出の拡大がしにくい要因の一つでもあります。
さらには、日本酒という飲み物がどういうものなのか、どういう味なのか、まだわからない層へのアプローチが必要であること。アメリカでは1990年代から酒セミナーや試飲会を開催し続けていたことが、今になって花開き、日本酒というものがアメリカ人に認知されてきており、その層が今やっと購入に結び付いています。カナダではまだまだ底辺の拡大が必要で、今後OZAWA CANADAが主催したカンパイトロントのような試飲会が各地で開催されることによって、日本酒の認知度を高めていき、さらには「泉」のように、現地生産でしかも高品質で安いお酒がある程度流通していくことで、日本酒の味わいの体験できる層を広げていくこと。これが成功すれば、カナダでは隣国アメリカの例もあり、一気に日本酒のファン層が増えていくと思えます。
私たち蔵元は、もっと積極的にカナダに行き、試飲会のお手伝いや、主催をしていくことで、大きな市場であるカナダに日本酒を啓蒙普及していけると手ごたえを感じました。オールニッポンで取り組んでいくことこそが、これからの時代の日本酒啓蒙普及にはとても重要だと感じた今回のカナダでした。

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