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ラスベガス、サンフランシスコ、シアトル、ホノルルまとめ

無事に帰国しました。
一週間ちょっとのアメリカ出張でしたが、今回は昨年の東日本大震災で行くことが出来なかった、各地の年に一度の大きな試飲会である、サンフランシスコ、ホノルルのレストランショーに正式に参加させていただき、震災の支援のお礼や、その後の復興の状況の報告など、お世話になっている皆さんにご報告することが出来たのが最大の成果でした。
特に、リーマンショック以降、冷え込んでいたアメリカの景気は、少しずつ復帰しており、2年行かない間に、新しいレストランもたくさんできていたり、新しく参入してきた日本酒の蔵や焼酎の蔵の、必死の頑張りなども見ることが出来、自分自身、初心に戻り、世界で日本酒の価値をもっと高めていかなければいけないと、あらためて誓いなおした出張でもありました。
先陣を切って、90年代から輸出を積極的に初めておりましたが、苦労の連続でした。しかし、今はその成果も出て、様々な蔵が参入しやすい状況も整いました。選ぶお酒がたくさんあればあるほど、現地のレストランやマーケットは活気づきますし、お酒の味のレベルもどんどん上がりますので、住んでいる方にとってはとてもいいことだと思っています。これからもたくさんの酒蔵に海外輸出に参入していただきたいと思いますし、今、道は大きく拓かれていますので、ぜひ一緒に世界で日本酒の価値を上げるため頑張りたいと思います。
さらに、今回はとても久しぶりのラスベガスと、初めてシアトルへ行けたことも大きかったです。アメリカは広く、本当に全てを網羅するのは至難の業ですが、必ず各地に熱心に地酒を伝えてくれるメッセンジャーが存在します。そういった方々の「想い」に応えるため、そして蔵元として、一番日本酒を語れる当事者が、やはり各地をできるだけ歩くことで、新しい顧客の創造にもつながり、さらに新しい可能性を広げることが出来るのだと感じました。
まだまだ私にはやらなければいけないことが、いっぱいある。世界はまだまだ日本酒を待っていて、そしてまだまだ蔵元を必要としている、ということがとてもよくわかった出張でした。
世界中で、日本酒で乾杯、が実現するように、これからも日本酒を日本の伝統文化として価値を高め、世界に啓蒙普及していきたいと思います。

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