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蔵元だより

南部美人inメキシコ・テキサス その7

無事に日本へ帰国しました。暖かいメキシコから比べると日本は寒いですね。

今回メキシコではたくさんの驚きをもらいました。数年前までは日本食や日本酒が本格的に広がるのにはまだ時間がかかるかな、と思っていたメキシコですが、この2,3年で一気に本格的な日本食とそれにあわせて楽しむ日本酒という感覚が広がり、そのスピードたるや今のところ世界一なのではないかと思えるほどでした。

さらに、今回はなかなか機会もないので、ぜひメキシコ料理も食べさせていただきました。本来なら超ローカルなメキシコ料理を味わいたかったのですが、やはりメキシコの未来を考え、日本酒を合わせられるようなファインメキシコ料理を選んでいただき、食べてみました。このお店はランチ時にもフレンチレストランのように当たり前に数種類のシャンパンを氷の中に入れてお客さんに見える場所にあり、それを飲みながらメキシコ料理を味わう事が出来ます。こういったシャンパンやワインをあわせて楽しむメキシコ料理のお店でも、伝統的な料理の手法は守られており、素晴らしいと感じました。

今回のメキシコでどうしても味わいたいお酒が1つありました。メキシコと言えばテキーラですが、そうではなく、今回はリュウゼツラン科の植物の樹液を発酵させてつくる、メキシコの伝統的なお酒「プルケ」です。漫画「もやしもん」にも登場して有名になりました。人間は米やブドウだけではなく、植物の樹液まで発酵させてしまうなんて、すごいですね。私の師匠の小泉武夫先生が話していたように、まさに発酵は「錬金術」です。アルコールは5%ですが、思った以上に癖も無く、日本酒の香りの1つである酢酸エチル系の香りが非常に出ていましたが無理なく飲むことが出来ました。驚いたのは酒自体が驚くほどトロリとしていて、今まで味わったことのない感触でした。

メキシコはこれからさらに日本食、日本酒が発展していく国なのは間違いありません。そして食や酒への熱意はとても高い国で、日本料理もあっという間に世界のレベルに達する店が増えています。さらに日本酒への探究心というか、熱意のようなものをメキシコ人がとても持っている事にも驚きました。これからの未来が楽しみな国の1つです。多くの蔵元がメキシコに渡る時代が来るように、これからもしっかりと頑張っていきたいと思います!

 

 

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