糖類無添加リキュール

日本酒が飲めない人のお酒

「日本酒が飲めない人向けのお酒をなぜ造らないのか」という一言が糖類無添加リキュール開発のきっかけとなり、自社が持つ既存技術などのリソースを活用した「和のリキュール」を造る目的で、梅酒の開発がスタートしました。

市場動向調査の結果、すでに梅酒市場は飽和状態となっており、「南部美人にしか造れない梅酒」でないと新規参入は難しい状態であったが、健康志向の高まりにより、意外にも「糖類が少ない梅酒がほしい」、「甘すぎない梅酒がほしい」との意見が多く、いっそのこと、梅酒の常識を覆し、砂糖や甘味料、アミノ酸など一切の甘さの添加物を加えない「糖類無添加」で梅酒が造れないかという挑戦を岩手県工業技術センター醸造部と重ねました。

独自の技術から生まれた特許
"糖類無添加リキュール"

地元岩手県産の梅を漬け込む様子 岩手県工業技術センター醸造部との挑戦の結果、南部美人の持つ「全麹仕込み」という特殊技術を応用した糖類無添加用全麹純米酒を製造し、その全麹純米酒に梅(果実)のみを低温で漬け込み、短期間で浸漬・抽出を行うことにより、純米酒が本来持っている自然な甘みに加え、アミノ酸がうまみを最大限に引き出し、梅酒本来の味わいを損なうことなく、飲みやすく、すっきりとした大人の糖類無添加梅酒(リキュール)を造ることに成功しました。

2009年に取得した「果実リキュールの製造方法及び果実リキュール」の特許証

2009年に、この製造方法(糖類無添加用全麹純米酒の製造を含む)を「果実リキュールの製造方法及び果実リキュール(特許第4415072号)」として特許を取得。

以降、「ブルーベリー梅酒」、「いちご梅酒」、「ゆずレモン」、などの糖類無添加リキュールシリーズを続々発売。

農商工連携により地産地消を促進

糖類無添加リキュールの事業化に伴い、岩手県産果実にこだわり、岩手県内の特色ある果実(梅、ブルーベリー、ヤマブドウなど)を原料とする為、安定量の原料確保が課題となりました。
そこで、岩手県ビジネスマッチングを利用し、「黒石梅の里生産組合」、「JA新いわて」と連携し、良質の果実の安定量確保と安定数量の販路確保という、相互にWin-Winの関係構築を実現しました。
さらに、この連携を農商工連携事業として、国の事業認定を受け、相互連携の強化とビジネスの促進に結び付けました。

農商工連携事業計画に係る認定書 岩手県奥州市産黒石(くろいし)梅の収穫の様子
主に、岩手県奥州市「黒石梅の里生産組合」の黒石(くろいし)梅を使用。増産に対応の為、地元である二戸産(JA新いわて)の梅も使用。
いちご
かつて大手メーカーのジャムに使われていた地元二戸産の「シュワークロップ」という 果肉の中まで鮮紅色に色づき、芳香が非常に強く、いちご特有の果実色と香りづけに優れた加工用品種を使用。 (JA新いわて)
ゆず
岩手県陸前高田産「北限のゆず」100%使用。そのゆずを「手しぼり」しました。
ブルーベリー
地元である二戸産の「チャンドラー」品種を使用。山ぶどう一般のぶどうより鉄分・ポリフェノールが豊富含まれた岩手県産の天然山ぶどうを使用。